第2回『中学受験、塾選びどうする?』かおるママの ブログ ♡あーした天気にな~アレ♡(2022/07/01配信) 

2022年度中学入試は、受験した小学6年生の割合が過去最高水準、特に首都圏で劇的に増加し、過去のリーマンショック、近年のコロナ渦などによるマイナス要因を完全に払拭した形となりました。

御三家、難関校はもとより、中位校の生き残りをかけた教育内容や施設のリニューアル、共学化により受験者数を大きく伸ばし、結果、偏差値や倍率が伸び、受験生にとっては厳しい戦いとなり、今後もこの傾向が続くと予想されています。

 

【塾選びどうする?】

小学校入学とともにチラホラ聞こえてくる「中学受験」。受験するかしないか決まっていなくても、まずはどんな塾があるのか調べた事がある方は多いと思います。実際入塾するのは中学年以降が多いようですが、受験が盛んな地域では「中・高学年では定員オーバーになるから低学年から入塾する。」という話もあるようです。

もちろん、塾なし、または通信教育のみで挑戦するご家庭もあるでしょう。学習内容・模試・学校選びなど長いスパンの受験全体を把握し、子どもの立ち位置を確認しながら無駄なく学習できる環境を用意しメンタル面もサポートできるようなマネジメントができるご家庭であれば可能です。

ただ、これは並大抵な事ではありません。冒頭にも触れましたが、経済動向や少子化、その他様々な要因で社会が変化する中、学校経営や教育内容も常に変化しています。受験するのが数年先の場合、常にアップデートされた情報を受験対策へ落とし込む事が必要です。

親自身が中学受験経験者、数年前に兄弟が受験したなど受験経験があっても当時とは大きく変わっているでしょう。

我が家の中3娘、小学4年生で入塾しました。真面目なので宿題や先生が言ったことはちゃんとやり週2日ペースで通塾、勉強内容もそれほど難しくなかったので習い事も続け、親も娘も余裕があり「塾無しでも何とかなりそう。」と思った事が何回もありました。

しかし高学年になりお気楽モードから一変します。

通塾日数が増え週末は模試や特別講習、内容も格段に難しくなります。学校見学や学園祭に参加し志望校選びも本格的に始まります。

小学校でも高学年は忙しく、当時はコロナも無かったので行事はもちろん委員会活動や授業内容も盛りだくさん。同じ行事でもコロナ禍とは比べ物にならない程内容が詰まっています。それを高学年の生徒達が中心に準備を進めるので家に持ち帰る作業も結構あります。塾のテスト前に学校行事の作業する娘を見て「うぅ、今その作業・・・(汗)」という事も多々ありましたが、これはこれで小学生の今しかできない活動なので大切にしたいと思い、特に何も言いませんでした。

当時、我が家の息子は幼稚園年長。こちらも行事や卒園に向けた活動が多く娘の受験に全力集中という訳にはいきませんでしたが、受験に関するスケジュールや、やるべき事は常に塾から通知があったので親の作業で漏れはありませんでした。

そして、受験勉強が本格的になっていく中、やっかいな「プチ反抗期」がやってきます!

当時は「親のいう事がちょっとウザイ。」程度でカワイイものでしたが(←今、絶賛反抗期中!)、今までのように素直に親の言う事をきかなくなります。娘に何か言う場合、内容によって(特に勉強や受験に関する事)言うタイミングを間違えると、とたんに機嫌が悪くなり負のスパイラルに陥ります。

親がなにか言う ⇒ 娘イライラ ⇒ 無駄な時間が続く⇒ 親イライラ ⇒ 見かねてまた言う

そんな時、塾の面談で先生に娘の事を話したところ

「高学年になると、そうですよね!こちらからも娘さんに言いますよ。」というお返事が。

毎年反抗期の子どもとその親を見てきている先生にとっては「受験あるある」という感じなのでしょう。娘も先生の言う事は素直に聞くので、ここぞという時は先生からも伝えてもらう事にしました。

それでも全部先生に頼ることはできないので、家での小競り合い(?)は多々ありましたが、反抗期と受験のプレッシャーの中、塾の存在は精神的にも大きかったと思います。

3年間の受験生活を振り返ると、あくまでも我が家の場合ですが「塾なしは無理」という結論になります。もちろんお金はかかります。金銭面だけで言えば、塾無しなら物凄く助かりますが、冷静で視野が広い親と地頭が良く精神的に成熟したお子様以外、塾無しは厳しいのではないかと思います。

【どんな塾?】

塾には様々なタイプがあります。学校のサポートがメインの塾、受験指導の塾、集団または個別、入塾テストの有無、費用など様々です。受験をする場合、塾を選ぶポイントとして「自宅から近い」「講師が熱心で指導力がある」「合格実績」という点が多く、その他に「親の相談をきいてくれる」「子どもに合ったペースで進めてくれる」という意見もあるようです。

多くの塾のカリキュラムは長年の経験と実績に毎年の受験情報や傾向を加え、子どもの成長に合わせ効率よく勉強できる優れた物で、塾の大きな柱と言えるでしょう。子どもの性格や志望校によってどのようなカリキュラムが最適なのか慎重に選ぶ必要があります。

「入塾しても成績が上がらない」「塾の勉強についていけない」という事があるかもしれません。その場合は塾講師に相談しましょう。塾講師は子どもの勉強を一番長い時間近くで見ているわけですから、的確なアドバイスが期待できます。また、先ほど書いたように親の言う事を聞かなくても塾講師の話は素直にきく場合が多いので塾講師との連携は欠かせません。塾講師に相談できる環境があるかということは大切なポイントです。

そして、中学受験では親の役割が多く、子どものメンタルや体調管理はもちろん、塾によっては煩雑になりやすい教材やプリント類の整理、送り迎え、弁当用意、さらに受験が家族に及ぼす影響も多々あるでしょう。これらの事に翻弄されて親が疲弊してしまう事は避けた方が良いと言えます。 塾の場所、開講時間、自習室の有無など、家庭状況にやさしい塾かというところも塾選びのポイントです。

夜間の塾周辺のリサーチもお忘れなく。授業が終われば暗くなり周囲の雰囲気は一変します。子どもが一人で歩いても大丈夫か、また、危ない場所があれば事前に子どもへ注意しておくこともできます。

【体験授業】

まずは、塾の体験授業を受けましょう。塾を決めるまで時間に余裕がある場合は季節の講習もお勧めです。今なら夏期講習ですね。体験授業よりも長い期間受講できるので、短時間ではわからない教室や塾生の雰囲気、講師との相性など、より深く塾を知る事ができるでしょう。

小学生にとって過酷な受験勉強。「この塾で勉強したい!」という塾で、お子様・ご家庭・塾の良好な三角関係を築ける事が中学受験を乗り切るポイントです。

暑い夏がやってきますが、体調に気を付けて過ごしましょう!

お付き合いありがとうございました。

かおるママでした。

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