1.中学校入試問題の傾向
・国語
漢字の出題に関しては毎日丁寧に漢字の読み書きを学習しているか、言い換えれば日々の地道な学習の積み重ねができているかを確認したいという方針をもっています。日々の丁寧な漢字学習が得点に反映される出題を心掛けています。
論理的文章の出題では、全体を通した筆者の論点、主張を正確につかむ力を見ることを意図しています。また問題文中の情報を正確に把握する力を見ることも意図しています。このような力を養う過程で必要となってくるのは語彙力、別の言葉でいいかえる力、論の流れを構造的に把握する力、論を俯瞰したうえで細部を解釈する力、細部から論の流れをつかむ力です。これらの力について各設問を通して総合的に見たいと思っています。
文学的文章の出題では、ストーリーを正確に把握したうえで出来事の因果関係、場面の状況、登場人物の心情など、描写や会話を手掛かりにして正確に読み取ることができているかを見たいと思っています。
・算数
次の力がどの程度あるかを特に確かめたいと考えている。
小問集合では基本事項を当たり前にできる力。
大問ではイメージがわきにくいものを具体化し、習った知識に言い換えて考える力。および(1)で分かったことを質問者の意図を踏まえて(2)以降で有効に活用する力。
・社会
地理では基本的な事項をしっかりと理解しているかどうか、また単に用語を暗記するだけでなく関連事項まで踏み込んで学習しているかどうかを問います。
歴史では時代や文化に偏らず、日本の歴史について一通りの知識を正確に習得しているかどうかを問います。正しく漢字で書けているか、類似用語と区別できているかに注意してください。
公民では政治経済に関する基本事項だけではなく、グローバル化する現代に関する事項を出題することもあります。日ごろから様々なことに触れておく必要があります。
・理科
理科は物理、化学、生物、地学の各分野をほぼ均等にまんべんなく出題します。理科に関する基本的な知識を問うもの、その知識のもとに与えられた図や表の値を使って思考力を問うもの、実験の条件をもとにグラフなどの結果から考察力を問うもの、そして話題になっている自然現象や身近な自然現象などを取り入れながら出題しています。受験生には、まず基本的な知識を身に付け、オーソドックスな問題の演習を繰り返すことはもちろんですが、過去問を通して応用力をつけることや、観察、実験などの実体験や、新聞テレビのニュースなどからいま世界でおこっている「現在の科学の世界」を意欲的に学び取ることを望んでいます。
2.2019年度中学入試結果
【各回の主な特徴】
第1回は本校第一志望が多い
第2回は1日の難関校併願者が多い
第3回は再チャレンジや駆け込み出願者が多い
【本郷を合格して中学受験終了した人数】
2月1日合格…60人
2月2日合格…21人
早期決着の傾向、本郷熱望組の増加
【2月5日の出願について】
前日2月4日15時頃本校HPに出願数をUPしています。
3.本校入試の特徴
・正答例の掲示及び配布を行っています。
・試験問題は受験生が持ち替えることができます。
・不合格者への得点開示を行っています。
・繰り上げ合格を発表する場合は複数回実受験者から選出します。
4.2020年度入学試験について
入試日程と募集人数
第1回 100人 4科
第2回 140人 4科
第3回 40人 4科
【変更点】
第1回の定員が80人から100人へ、第2回の定員が120人から140人へ変更
40名×6クラスから40名×7クラスの募集になります。
繰上合格は複数回実受験者から選出します。
出願はwebのみとなります。
※本郷中学校HPはこちら