第2回 【Q&A うちの子だいじょうぶ?】受験の悩み・不安を「合格請負人」が解決!(2024/9/7配信)


受験が近づくにつれ、お子さんの勉強や成績、精神面の不安など、悩みや心配事も大きくなってきます。そんな受験まっただ中の悩みを、中学受験のプロである藁谷塾長にぶつけてみました。キーワードは「信じる」ことだそうです。これを参考に、受験をうまく乗り切ってください。

Q 苦手の記述問題を克服する方法は?

 記述問題は苦手で、特に国語の記述がまったくできず、テストでも白紙のことが多いです。最近は理科や社会でも記述問題が多くないっていますが、本人は苦手意識があるのか、ふだんの勉強でも記述問題はやりたがらず、困っています。少しでも記述問題を解けるようにするには、どうしたらいいでしょうか。

A 小さな自信をつけていくのがいちばんの早道

 記述が苦手というのは、本人の意識の問題が大きく、精神的にプレッシャーに弱い、または完ぺきを求める性格などが考えられます。さらに、親の口出しであったり、点数のことばかりうるさく言われるなど、周囲の環境から本人が自信を持てないでいるのも原因なります。「何でもいいから書きなさい」というアドバイスをよく聞きますが、そう言われても、すぐに書けるものではありません。お子さんの性格を理解してあげて、書いたものをまずは肯定することで、少しずつ自信をつけてさせていくようにするしかありません。

 実は書くという行為は、気力や勇気や自信などとつながっていて、きまじめで完ぺき主義などの性格や周囲の環境など別の問題に影響されています。

 それと関係のないところで書けないのであれば、それは読めていないからです。書くためには、常にテーマを読み取るという意識が必要です。読めれば書けるのです。稚拙でもたどたどしい日本語でもいいのです。文学的な表現を求めているのではないのですから。合格最低答案(下記参照)を目ざして書くことが大切なのです。ただし、読める文字で。中学校の先生はていねいに好意的に読んでくれますよ。

 また、理科や社会も30字くらいの記述がありますが、理科や社会は類似問題を多く解き、問題と解答をノートにまとめておき、それを覚えるようにすれば大丈夫です。とうしても記述を求められる学校を受験するなら、本人がそれを自覚して、チャレンジしてみる意欲を燃やしていくことしかありません。

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