第4回 【Q&A うちの子だいじょうぶ?】受験の悩み・不安を「合格請負人」が解決!(2024/11/24配信)



 受験が近づくにつれ、お子さんの勉強や成績、精神面の不安など、悩みや心配事も大きくなってきます。そんな受験まっただ中の悩みを、中学受験のプロである藁谷塾長にぶつけてみました。キーワードは「信じる」ことだそうです。これを参考に、受験をうまく乗り切ってください。

Q 小学校の先生とうまくやっていくには?

 子どもが通っている小学校には受験する子が少なく、先生にも受験を否定されるようなことを言われることがあります。これからは、小学校より受験勉強を優先したいという思いもあり、また調査書の作成もお願いしなくてはならず、気が重いのですが、先生にちゃんと理解してもらうにはどうしたらよいでしょうか。


A 今、わが子に何が必要か親として決意する

 中学受験に対して否定的な考えの先生が相手では、理解してもらうのは難しいものがあります。でもそれは、割り切って乗り越えていくしかありません。小学校と受験勉強の兼ね合いについては、家庭でどう考えているかによります。入試直前に学校を休ませるにしても、その間に何をやるかが大事になります。家庭でその点をしっかり話し合っておくことが重要です。


 休む場合は、学校の先生にはお母さんではなくご主人から言ってもらうのもひとつの方法です。親が先生とよく話をして、家庭の考えや状況を理解してもらうように事前の根回しが必要です。何とか味方につけましょう。そのうえで、調査書の作成などは時間に余裕を持って、よくお願いしておくことです。


Q 親子関係と夫婦関係が悪化して

 夫は勉強しろと言うだけで自分は子どもより先に寝てしまう、学校に見に行ってもないのに昔の印象で志望校に口を出しするなど、悪影響しか与えない態度に私の不満が爆発し、夫婦間がギクシャクしています。子どももそんな父親をいやがるようになり、父親とはあまり話をしなくなりました。こんな状態で受験を迎えるのは不安でいっぱいです。

A まずは夫婦関係の修復を

 受験に関しては、もう一度、親子でよく話し合いをして、家庭で方針を確認しておくことです。志望校に関しては、本人の意思ならば、お子さんからお父さんに、受験させてくださいと父親を尊重したまじめなお願いをさせてみてはどうでしょう。そうすれば、態度も多少変わるのではないのでしょうか。夫婦関係は、修復させることを優先すべきです。ご主人のこれまでの考えや態度で結論を決めつけないで、改めて話を切り出す勇気が必要です。意外なご主人の言葉が返ってくるかもしれません。夫婦仲の良い子どもは合格します。


出典:【学研】中学入試どこを受ける「うちの子ホントにだいじょうぶ」Q&Aより 

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