現代教育学院は創立25周年を迎えました

お陰様で現代教育学院は創立25周年を迎えました

当学院は、平成7年12月8日、文京区音羽のこの地に誕生致しました。12月8日は、お釈迦様がお悟りを開かれた日とされています。お釈迦様にあやかって、子どもたちの教育のお手伝いを始めるには最適の日と考え、この日にスタート致しました。以来25年、沢山の方々とのご縁に助けられ、お力添えを頂き、お陰様で続けることができました。それは、何よりも当学院を選んで通って下さった子どもたち、保護者の皆さまのご理解、ご支援があったればこその事と深く感謝致しております。

今年はコロナに始まり、コロナに終わる一年になりました。およそ百年前のスペインかぜを経験した方はいないでしょう。とすれば、今に生きる私たちにとって、まさに未曽有の困難、試練の一年であったと言えます。この困難をどのように克服していくかは、科学はもちろん、政治の力が試されているとも言えるでしょう。それだけに、その政治の力が貧弱に思えるのは残念なことです。

今の子どもたちは、後に「コロナ世代」と呼ばれることになるかもしれません。しかし、それはマイナスの響きだけを持つとは限りません。一人ひとりが、これまでの社会のあり様にとらわれない新しい思考を持ち、新たな社会の形を創造するような、柔軟でたくましい、パワーあふれる新世代を指す意味としてです。突然、卒業式も入学式もなくなって、ある意味で、これまでの固定観念を壊されてしまったのですから。これからの若い人たちが、自分たちの新しい世界のあり様を創造するしかないでしょう。新しいライフスタイル「with コロナ」が模索されています。このコロナ禍が、これまで予想されていた時代の変革、革新の流れを、より加速させる契機となっていくことは間違いないでしょう。そこには大いに期待したいところです。

当学院でも、オンライン授業などの新しい指導の形を導入することで、この困難な状況の中でも、お子さまの学びを止めない努力を続けてまいりました。ただ、それでも不自由さ、限界にも直面してまいりました。人と人とが対面でやり取りをすることの重要さ、そこから得られる情報の価値、なまの交流の尊さなどを、誰もが改めて痛感したのではないでしょうか。一日も早く、マスクを取って、表情を向き合わせて対話がしたいものです。

私どもスタッフにとっても、今回のコロナ禍が、私たちの目指す指導の在り方を問い直す機会となりました。こうした状況にあっても、一人ひとりのお子さんと徹底的に向き合い、大手塾ではありえない、きめの細かい指導を継続するために努力を重ねてまいりました。コロナ時代だからこそ、人と人とが向き合ってこそ生まれる、学ぶ喜びや感動を生み出す教育の大切さを痛感しています。

創立以来、四半世紀にわたって、「お子様の成長を促す受験」をお手伝いするという理念を貫いて参りました。スタッフは皆、経験豊富なベテラン講師であり、しかも長い期間、私どもの教室で共に指導に専念してきた同志でもあります。時代の変化に対応しつつも、常に私たちが考える指導の原点に立ち返りながら、皆さまからのご期待、ご信頼にお応えできるよう、スタッフ一同、一層努力してまいります。どうか、皆さま、これからも当学院に、益々のご理解、ご声援を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。